雨樋修理(あまどい・あまとい)掃除、梅雨・局地的大雨に備え点検しては？

雨がたくさん降る季節がやってくる前に、皆さんの住んでる地域では、
草刈りや溝掃除（側溝や用水路）に参加したり、見かけたことはありませんか？

姫路市や近隣にお住いの方から多くご相談をいただく姫路市町田にある「外装リフォーム専門店」「外壁塗装・屋根修理」ハウスレンジャーです。

なぜ、この季節に行うのでしょうか？

どうして、私が地域での溝掃除などのお話をするのか？
それは、地域の側溝や用水路は、皆さんがお住まいの家に同じ働きをする箇所があり、台風や雨がたくさん降る季節が来る前に、お伝えしたいなと思ったからです。

地域での清掃活動は、雨水や放流される水がきちんと川に流れるために、地域に住んでいる住人で清掃しています。草引き・草刈りは、側溝や溝・用水路を目で確認できるように、また、放置していると土の栄養分が全部雑草に吸われてしまう恐れがあり、やぶ蚊など害虫も発生しやすくなるからです。

もしも、清掃ができていなかった場合、側溝や用水路付近どうなるでしょうか？

詰まっている部分があった場合
受け止める量を超える雨水が流れてきたら、水は行き場を探して、ほかの場所へ流れ出るようになります。

どこかにひび割れがあった場合
どんどん浸水して水圧に耐えられなくなれば割れて、さらにひび割れが大きく深くなっていく。

では、皆様のお家でこの働きをする箇所の話に戻します。

家の中に、この働きをする箇所があると思いますか？

屋根？ベランダ？下水？キッチン？お風呂？ 実は、雨樋（あまどい）です。

雨樋の働きは、屋根に降った雨水を寄せ集めて下へ流し、排水溝へと流していく。

さて、そんな大切な役割を担っている雨樋はどんな様子でしょうか？

ハウスレンジャーが現地調査に伺った際の実際の画像です。
偶然にも現地調査を希望され、調査を行った結果、障害物がいつの間にか発生している現状を知ることとなりました。

雨樋は、ふだん見えにくい、または見えない部分です。

よくある雨樋の症状は

・雨樋の中にゴミやホコリ、枯れ葉などが詰まっている

・雨樋の中に雑草やコケが生えている

・雨樋のゆがみ、傾斜のズレ

・雨樋のひび割れや破損、はずれ

・雨樋から雨水が垂れている、溢れている

降った雨水の量 ＜ 雨樋の排水できる量
この状態であれば問題ないですよね。

降った雨水の量 ＞ 雨樋の排水できる量（雨樋の中に障害物あり）
雨樋のどこかで水が溢れることが生じる状態になります。その溢れた雨水がお家に悪影響を及ぼすことにもなります。

お家を雨水から守ってくれている雨樋はとても大切な役割を担っているのです。

ここ数年の間でも気候変動が起こり、台風がハリケーン並みに大きくなったり、竜巻や突風が起きたり、集中豪雨や局地的大雨が発生したりと様々な被害が発生しています。そういった被害にお住まいはどう備えるか？想像力を身につけて、日頃の備えが必要だと思います。

私の子供のころ(30数年前)は、夏休み間に今日は30℃超えで暑かったなぁという日が数日だったと記憶しています。 でも今は、30℃超えは当たり前、35℃超えとなっています。夏の季節は灼熱となり、昼間は外を出歩かない方が良い、畑作業は時間帯や命の危険を考えようともなっています。 今現在の気候に合わせて、お家のアップデートもする必要がありますね。

なんでもかんでもアップデートするのではなく、ハウスレンジャーが必要と思うアップデートは、お家の構造体に影響を及ぼすような症状がある場合に調査し、必要であれば手直しをすれば良いでしょう。 木造建築の場合、構造体の木造が水分を多く含んだり浸ることが増えれば、カビたり、腐っていく原因になりますので気にかけておきましょう。心配であれば専門的なプロの力を拝借し、現状を知ることを第一目標にしましょう。

家の状態を知りたい方は、脚立やはしごなどを使って、ご自身で見ることもできますが、万が一のこと（転倒など）があってはいけないので、どうしても知りたい方は、業者の調査を利用するのも方法の一つだと思います。

雨が多く降る季節の前に、ふだん気にしていない部分の点検も済ませて備えておくのも、安心した生活を送れることにつながります。