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作成する卒業記念の壁画について

最終更新日 : 2021.2.12

いつのまにやら、私立高校の受験を迎え、事務所の前の道路が賑やかになる１日があった。

車も、自転車も多く行き来し、また、昼間なのに、若者が自転車に乗っている姿を何度も見かけた。

カレンダーに目をやると、２月。すると、事務所の電話が鳴った。

「ちょっと、お伺いしたいのですが‥‥」

電話の向こうでは、清楚な女性が何やら、少し困っておられる様子でした。

よくよく話をすると、卒業記念で壁画の作製の相談でした。「協力してくれ」とか「材料を買いたい」などの話ではなく、今ある壁画の上に、新しく壁画を作製するため、「キレイに仕上げるには、どのようにしたらいいのか？」などの相談でした。コロナ禍で、生活スタイルや学校生活の環境も大きく変化し、できうる限りの想い出、記憶に残る学生生活など、いろんな思いをのせて、成功させようとしているのが、ひしひしと伝わってきました。

よく街で見かけますよね。

外壁や擁壁・塀などにおしゃれな仕上がりになっている壁を。

個性があって、店舗なら、お店らしさ・お家なら、その家族の雰囲気・会社なら、会社の空気が伝わってきます。

間違わないように、大まかですが、そんなときの手順をご紹介します。

①壁面をきれいにします。たわしなどの小物を使って、汚れを落します。

②可能であれば、高圧洗浄機を使用し、丁寧に汚れを落します。

　特に、コケやカビは丁寧に取り除いてください。気が付けば増殖してしまうため、丁寧にしっかりと落してください。コンクリートでできている塀の表面は表面が凸凹しており、ザラザラしているので、汚れが溜まりやすく、汚れは相当なものになります。　

③養生（汚れ防止作業）塗料が飛んだりはねたりして周囲や足元を汚さないようにビニールシートなどで覆います。

④養生が出来たら、下塗り材（プライマー）（シーラー）（フィラー）と呼ばれる下塗り材をブロック塀や壁面に塗布していきます。

コンクリートからできているブロックの場合、ブロックとブロックの間の目地（くぼんだ部分）も塗り残しがないようにしっかり塗りこんでいきます。シーラーやフィラー、プライマーといった下塗り塗料の色は白か透明のものがほとんどです。これは次に行う仕上げ塗りの発色を邪魔しないように透明か白色をしています。また、次に上に塗る塗装層との密着と塗料の吸い込み防止の働きもあります。

しっかりと塗れば、壁面がフラットになり、筆の滑りや刷毛の動きが良くなり、カスレ防止になります。

⑤中塗り　壁面のベースになる色で仕上げ塗りの１回目を行います。

下塗りが乾きましたら、中塗り（仕上げ塗りの1回目）を行います。透湿性の高い塗料を塗ることによって施工後の膨れや剥がれを予防します。目地の部分を塗り残さないように気をつけて作業を進めていきます。

⑥上塗り　塗装の最後の工程です。

中塗りが乾燥した後、上塗りを重ねていきます。中塗りと上塗りを行うことによって、塗膜を強固なものにします。完成が近付いてきました。仕上げの塗りを2回行わないと、ローラーの塗り跡が残ったりすることがあり、見た目も悪くなります。もちろん、耐久性にも影響が出ますので、しっかり作業します。

もちろん、絵を描く場合は、先に塗った塗装面が必ず、乾いているのを確認してください。季節によりますが、冬場であれば、数日間空けたり、違う場所をぬったりと、様々な工夫も必要です。

★倉庫屋根塗装、外構・塀塗装の施工事例

★コンクリート壁塗装の施工事例

ハウスレンジャーでは、絵心を持ったスタッフが育っておらず、絵を描いていませんが、ご覧ください。

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